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私は初級クラスを担当し、“あいうえお”から初めて学ぶ若い人たちを教えています。学校から僅か5分の、青島大学構内にある宿舎の提供を受け、全ての家電、家具、備品を準備してもらって快適な生活を送っています。朝飯はパンとコーヒー。昼はもっぱら師範学院の学食を利用していますが、夕飯だけはちゃんと自炊して食べています。近くに朝市が立つので野菜が安く手に入ります。土、日曜には、大学の競技場で3キロばかりのジョギングで汗を流し、週に1度は美しい海岸までウォーキングします。とにかく環境に恵まれたいいロケーションです。

明程新日本語学校で教え始めて1年が過ぎました。
日本語を教えるのも、異国で暮らすのも初めてだったので、こちらに来る前は期待よりも不安の方が大きかったです。
でも、こちらに来てみたら、そのような不安は全てなくなりました。
日本人と中国人の同僚の温かいサポートで、安心して生活でき、授業の準備に専心できています。
そして、こちらの学生は皆熱心でよく勉強します。
そのうえ、とても元気で、授業はいつも活気にあふれています。
授業の準備は大変ですが、一生懸命準備すればするほど、学生は応えてくれるのでやりがいを感じます。
「あいうえお」から勉強し始めた学生も、一学期が終わる4ヶ月後には日本語で上手に話せるようになります。
彼らの日本語の上達や人間的成長を目にすると、「もっといい授業をしよう!」と思わずにはいられません。
教える立場ですが、逆に学生の鋭い指摘で日本語の難しさに気付かされるときがあります。
疲れたときや落ち込んだとき、学生から元気をもらって自分を立ち直らせるときも多々あります。
学生とともに授業を作り、学生に助けられながら、教師として成長していることを感じる日々です。
この1年を振り返ると、辛いことより楽しかったことのほうが圧倒的に多かったと思います。
とても幸せな教師生活です。

明程の生徒は、やさしく、純粋で真面目な人ばかり。威海の人を象徴している感じです。教室からは毎日、元気で明るい声が聞こえてきます。休憩時間も教師に積極的に話しかけてきてくれます。そんな、真面目で一生懸命頑張っている生徒のために、我々教師も日々努力の毎日です。問題があったときや、授業のことで悩みがあるときなどは、日本人教師と中国人教師・中国人スタッフが一つになって、話し合っています。日本人にとっては、慣れない海外での仕事と生活。しかし、生徒や中国人教師・スタッフのおかげで、毎日充実した毎日を送っています。

私は2006年の2月に大連に来て、1年間この学校で教師として働きました。大連は中国でも日本語教育がかなり進んでいる都市で、日本語学校もたくさんあり、日本語を勉強している人も多いです。町で困っているときに、日本語ができる人に助けてもらったこともあります。
そんな日本語教育が熱心な町、大連でも明晴日本語学校は他の学校とは違って、日本人の先生が担任をもち、直接法で指導するという特徴を持っています。多くの学校が中国人の先生を中心として教えている中で、明晴日本語学校の日本人が直接法で教えるという指導方法は、学生の会話や聴解能力を高めるのに非常に効果があります。中国ではなかなか生の日本語を聞く機会が少ないため、日本語を学習して、文法を理解して読んだり書いたりできても、会話ができる人は非常に少ないと言えます。現地の日本企業でも、日本語ができる人材を採用する際に会話能力が大きな問題となると聞きます。
直接法を使って教えるということで、私自身も教師として大きく成長できたと思います。媒介語を使わずに日本語を教えることができるという自信もつきました。この経験は、将来私の財産になると思っています。そして、これからももっと経験を積んで成長していきたいです。